機能障害・機能不全になってしまった様々な臓器・組織の機能を回復させるために、健康な細胞や組織を移植することで失われた機能を再建する治療法が注目されています。このような医療技術は総称して「再生医療」と呼ばれています。
長崎障害者支援再生医療研究会は、長崎大学における再生医療の研究と開発推進の拠点となる事を目指し、平成21年3月に発足しました。研究会では、再生医療に関する研究発表やこの分野の最前線でご活躍される研究者を招いての特別講演を年間通して開催しており、それは研究の情報共有とともに意見交換の場になっています。
さらに、長崎大学では昨今、再生医療・細胞医療の研究開発にあたりCell Processing Center(通称:CPC)の基盤整備を開始し、その稼働を予定しています。同施設の運営を通して、他大学・研究施設との活発な研究交流を行い、全国に向けて長崎の再生医療への取り組みを発信していきたいと思っております。そして、地域の皆様へ最高水準の医療提供ができることを目指していきます。
この研究会が長崎での再生医療のプラットホーム的な位置づけとなり、長崎発の再生医療が世界に、また患者さんに届く事を祈念しております。